今回展示している作品の中で、ファンタジー調のものです。
ファンタジーの定義はいろいろあるかと思いますが、私は「空想から生み出された現実に存在はしないもの」を広くそう呼んでいます。
絵を描きたい、描けるようになりたいと思うようになった一番最初のきっかけは、中学時代にゲーム(RPG)好きが高じて、当時の攻略雑誌にキャラクターイラストを投稿し始めたことで、ドット絵の記号的世界を「きっと実際にはこんな感じなんだろうなあ」と想像させてくれる先達の素晴らしい作品に惹かれた気持ちは、今も変わりません。
その後、いろいろな絵に触れていくうちに、今はいわゆるヒーリングアート(この言い方は実はあまりしっくりきてなくて、でも他にいい表現が見当たらないのでやむなく)的な題材がメインになっています。
実在感は出しつつも、現実的な生々しさを感じさせない。
そんな「ちょうどいい表現」を目指しています。
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長浦将也 第4回・個展「悠久の刻」
2024年11月12日(火)~11月17日(日)
11:00~19:00 (最終日17:00まで)
長谷川画廊(銀座)
※作者全日在廊