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人前に絵を出すということ

以前、某版画販売展示会で聞いた話です。

その人が言うには、今(当時)とても売れているA氏は、新作発表会でいつも「これは私にとって傑作です」と公言してはばからないのに対して、B氏は、自分の絵を前にして「実はここを少し失敗してしまって」とマズイ点を漏らしてお客を逃してしまうのですが、私はそんな謙虚なB氏を応援していきたいんです、という内容の話でした。
その当時、私はこの方の話に共感し、自分の絵を売るためにぐいぐい押していくA氏のやり方に嫌悪感すら覚えたものです。

しかし、数年経って、私はこの見方が浅いことにようやく気付きました。
A氏は、決して自分の絵が100点満点だと思っているわけではないのです。
100点の絵なんかが出来てしまったら、もう絵描きとしての人生は終了です。
では、なぜ、敢えてそう言うのか。

場は新作発表会です。
多くの自分の絵に興味をもってくださった方の前です。
せっかく自分の絵を気に入ってくれて、絵がその人の今後の人生にプラスに役立つかもしれない一期一会の機会を、自ら潰してしまうなど、なんと愚かなことでしょう。
これは商売とはまったく関係ない、もっと本質的な問題です。
自虐に逃げれば、人の評価によって自分が傷つくことは避けれますが、そんなことはアトリエで一人でやっていればいいのです。

もちろん、この販売員のようにB氏の謙虚な人柄に惹かれるという感じ方をする人もいるでしょう。
ですが、それは厳しく言えば、お情けにすがっている一面があり、フェアなやり方ではありません。

不本意な作品を前に堂々と立っているのは、とても勇気の要ることです。
ですが、人前に絵を出すというのは、きっとそういうことなんだと思います。

次回の展示会への教訓です。


レストラン展示、始まりました

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レジ横の席に2枚の展示です。
開店前の準備時間に行ってきたので、営業中の店の雰囲気は少し違うのかも知れませんが、平日のみの営業ということで、たぶん実際にご飯を食べに行くことは出来なそうなので、とりあえず、撮ってきた写真を載せておきます。
ポストカードもレジ前に少しだけ置かせてもらっているので、気にとまった作品がありましたら、ぜひお持ち帰りください。

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天空に想う 色鉛筆/紙

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彼方からの声 色鉛筆/紙

8月1日まで展示しています。

店名   INDOR(インドール)
料理   イタリアン
住所   東京都港区白金1丁目25-13
アクセス 東京メトロ南北線/都営三田線
白金高輪駅から徒歩1分
営業時間 Lunch 11:30 – 15:00 (LO 15:00)
Dinner 17:30 – 23:30 (LO 22:30)
定休日  毎週土曜日、日曜日、祝日


レストラン展示

白金高輪のイタリアンレストラン・インドールというお店で展示をします。
申し込み型グループ展なので、他にどういう方が出展されるのかは当日までわからないのですが、僕は色鉛筆単彩画を2枚出展します。

期間は7/19~8/1まで。
平日のみの営業です。
レストランなので、お料理についても紹介したいところですが、残念ながら行ったことのないお店なので、詳しくは下記のページを参考にしてください。

http://r.tabelog.com/tokyo/A1316/A131602/13044711/

住所   東京都港区白金1丁目25-13
アクセス 東京メトロ南北線/都営三田線
白金高輪駅から徒歩1分
営業時間 Lunch 11:30 – 15:00 (LO 15:00)
Dinner 17:30 – 23:30 (LO 22:30)
定休日  毎週土曜日、日曜日、祝日