新聞掲載

昨日の神奈川新聞に載せていただきました。
みなとみらいギャラリーは、電話対応は利用者でという決まりなので、個人の番号を載せてますが、ここでは一応ぼかしを。
ご不明な点は、メールや直接の書き込みなどで、お気軽にお問い合わせ下さい。

--------------------

「第2回 長浦将也・色鉛筆画教室展」
2023年11月21日(火)~27日(月)
11:00~19:00(初日14:00から/最終日16:00まで)
みなとみらいギャラリー(Gallery A)

デモンストレーション 14:00~15:00(初日・最終日を除く)
講師全日在廊


巨大な色鉛筆画

M80号(1455×894mm)です。
21日からの色鉛筆画教室展に持っていきます。
天井の高いみなとみらいギャラリー(Gallery A)なら、このサイズでも普通に飾れちゃいますからね。
3月に書き上げたものなのですが、訳あってお蔵入りしていたので、今回は赤帽で往復することもあり、ちょうどいい機会かなと。
他に5~6点(うち新作2~3点)を展示します。

生徒作品は、127点。
それぞれしっかりした額に収まって、立派な装いになってきました。
課題の「1990年代にまつわる作品」には、作者にコメントもつけてもらうことにしているので、どんな思いで書かれたのか、とても楽しみです。

まだこれから山のようなキャプション作り、レイアウトの最終調整、設営の打ち合わせなど、いろいろ周辺作業が残っていますが、生徒さんが「友人が◯人来てくれるって」などと嬉しそうに話してくれるのを聞くと、なんとしてもこの展覧会を成功させなきゃ、と俄然活力がみなぎってきます。

開催まであと5日。

--------------------

「第2回 長浦将也・色鉛筆画教室展」
2023年11月21日(火)~27日(月)
11:00~19:00(初日14:00から/最終日16:00まで)
みなとみらいギャラリー(Gallery A)

デモンストレーション 14:00~15:00(初日・最終日を除く)
講師全日在廊


額装とは

絵描きは、よく自身の作品を我が子に例えて、「売れる:お嫁に行く」「額装する:おめかしする」なんて言い方をします。
言い得て妙、たしかにそんな心理になりますね。

ここしばらく生徒さんの教室展出展作の額装を何枚もお手伝いして、ふと、作品を料理に例えるのもありなんじゃないか、と。
どんなにおいしい料理でも、盛り付けたお皿が一流レストランの美しい食器なのか、スーパーのお惣菜コーナーの透明パックなのかで、全然味も変わってきますよね。
まあ、高級食器とまではいかなくても、せめて、プラスチックよりは陶器やガラスのお皿で食べたいというのが人情だと思います。

昨今は資材高騰で、額縁の値段もかなり上がっていて、今回の展示で主に書いてもらっているB4/F6に合う大きさは、ちょっと凝ったものだと一個1万円近くになってしまい、なかなか心苦しいのですが、きちんと絵に合わせて選んだ額に収まると、やはり絵自体の魅力も最大限に引き出されるので、そういうところも経験して感じてもらえるとうれしいです。

余談ですが、じゃあ、現代アートによくある、額装せずにパネルのまま展示しているのはどうなのか。
さすがに料理をテーブルに直ってわけにはいかないので、まあ白無地で何の装飾もない必要最低限のザ・シンプルなお皿に盛り付けたって感じでしょうか。
ただ、実際の展示では、額縁がない分、壁がお皿みたいなものなので、壁が汚れていたり、ピンの穴だらけだったりしたら、作品の魅力は半減です。
あと、キャンバスだったら、側面が釘打ち見せっぱなしなんてのは、料理の周りに包丁や計量スプーンが散らかっているような雑さを感じ、ちゃんと片付けてから出そうよ、と思ってしまいます。

せっかく見に来てくれるお客さんへのせめてものおもてなしとして、きちんと整えた作品を並べる。
上手い下手ではなく、そういう「できる限りの気配りをしました」という部分も、きっと見る人の心になにかしら響くのではないかと思います。

レイアウト作成のために、続々と送られてくる作品画像を見て、そんなことを考えてました。