Little ELLE (IX)

「色鉛筆ART-Garden」でお求めいただいた出展作、3枚目です。
使っている色はグリーンオーカー。
よく使っているセピア調のオリーブブラウンよりも少し明るめの色調で、かなり久しぶりに使いました。
「会場ではずっとどうしようか迷っていたのだけど、やっぱり手元に欲しくて」と後日ご連絡をいただき、お渡しする運びとなりました。
この絵が日常を心穏やかに過ごす一助となれば幸いです。


水芭蕉


色鉛筆:ポリクロモス(ファーバーカステル)
紙:ヴィフアール細目(マルマン)
161mm×236mm

4月の北海道旅行で撮ってきた写真から。
黒まで使ってコントラストをつけるべきか、迷いは残りつつも、これで良しとする。

写真の再現を目指すなら、ある意味ゴールが決まっているので、どこで完成とするかはそれほど悩まないのだろうけど、「なんかいい感じに絵らしい表現(雑な言葉ですいません)」に着地させようとすると、何を持って完成とするかは途端に難しくなります。
特に色鉛筆のように、いつまでも書いていられる画材はなおさらですね。
まあ正直なところ、趣味の絵は「もう飽きた! 別の絵描きたい」ってなったら完成でいいと思います。

べ、べつにこの絵が「飽きたからやめた」って言ってるわけじゃないですからね^^;


ELLE (III)

こちらも、お求めいただいた1枚。
横の青い花とよく合ってて、素敵に飾っていただきました。

モノトーンの女性像の小さな作品は、2021年から販売可能な展覧会では毎回数枚並べるようにしていて、
「ポストカードやA4プリントもいいけど、できれば原画を手元に置きたい。でも大きな絵はちょっと…」
という方に手にとってもらえればと思って始めたものです。
以前はモノトーンのファンタジーアートがメインで、それは今でも好きなのですが、スペースに限りがあるグループ展では、なかなか全ての作風の絵を持っていくことは出来ず、せめて小さな作品ででもイメージを見てもらいたいという想いにも合い、シリーズとして結構気に入っています。
細身で彫り模様入りのフレームも絵とマッチしていて、ずっとこれでいこう決めていたのですが、残念ながら既に廃盤で、うちにあるのはあと白1枚・銀(これは黒く塗る予定)1枚のみ。黒は簡単に塗れるので、何かいい感じの似た雰囲気のフレームさえ見つけられればどうとでもなりますが、エナメル白塗装はおそらく既製品ではほぼ無いと思われ、自分でうまく塗れるものなのか、もしくはマット調にしちゃうか、どちらにしても今後はDIYすることになりそうです。

もう1枚、同シリーズの小作品をご成約頂いていて、こちらはお渡しがまだ少し先なので、ここでご紹介できるとしても、来週末以降になると思います。