新・多肉植物育成棚「多肉御殿」完成

なんというかっこよさ!
年末年始を全投入しましたが、持ちうるすべての技術・アイデア・こだわりを結集して作った多肉棚は、満足度2000%!!

ちなみに、先月はじめのスポットライト2灯だった時の棚はこれ。

川崎の専門店で買ってきたお気に入りの子が、じわじわ徒長していることがわかった時点で、LEDライトパネルの購入を決意しました。
土台は、この時にずいぶん考えて作ったので、最初は流用することも考えたけど、せっかく新しく買うライトに対して狭すぎるので、だったら広くしちゃおう、と作り直し。
「やるときは、とことんやる」のです。

まずはパネルを吊り下げるための土台を兼ねて、上にもう一段棚を作成。
ここは、下段と同じ設計でいいので、ほぼ単純作業です。
パネルをつけるだけなら、これで完成なのですが(実際しばらく運用してました)、蒸れによる症状っぽいのが見られ、やっぱり風もいるのか、ということで、左側面にサーキュレーターとしてPC用の静音ファンを配置します。
いろんな構造を考えましたが、結局ベニヤ板に穴を開ける方法に決め、120mmのホールソーを購入。
amazonのノーブランド品だからか切れ味はさっぱりだったけど、「この一穴さえ開けばいいんだ!」とがんばって、なんとかクリア。
あとは、電源変換ケーブル・風量コントローラー、ファンガード、ねじ、などいずれも数百円だが結構必要なものは多く、このあたりで、「いったん費用のことは忘れよう」と、完成度重視にかじを切りました。

ライトは、しばらく使ってみて、最低の25%出力でも明るすぎて、発光部が視界に入ると刺すような眩しさを感じるので、照度を下げるアダプタを買ってみたり、ミラーフィルムを貼ったアクリル板で周りを囲む実験をしてみたりしましたが、どれも思うようにはいかず、試しにトレーシングペーパーをライトの直下にあててみたら、いい感じに減光されたので、アクリル板に半透明乳白色の合成紙を貼り、ディフューザーとして配置。
この合成紙は、色鉛筆画の紙探しに、いろいろ試していた時に買ったもので、今は使ってないんですが、まさかこんなところで役に立つとは。
アクリル板も、UVカットに置き換えて余ってたものをカットして使ってます。
光量も、多肉植物用にとって、ちょうどいいところに落ち着いたので、あとはディフューザーを設置するための構造を考え、これでようやく今回の完成図が見えてきました。

※ディフューザーなしだと、点光源がとにかく眩しい。拡散させても、四隅で1.3万LUXあるので十分です。

色は、インテリア性を優先して黒。
いつも額縁の塗装に愛用している塗料を使ったので、特に問題なし。

この形にたどり着くまで、本当にかなり試行錯誤し、無駄な買い物もしましたが(メルカリで売らなきゃ)、妥協せずに作った甲斐あって、最高の「多肉御殿」を作ることが出来ました。
すぐ右にPCラックがあるので、作業の妨げにならないような光量・風量にしたくて、そこを希望通りに調整できたのが何よりよかったです。

環境は整えたので、あとは、主役の多肉植物たちが、どうか元気に可愛く(徒長、ダメ。ゼッタイ。)育ってくれますように。

・LEDライトパネル:Haru Design GL-BOARD 5400 EVO
・ファン:ENERMAX T.B.Silenceシリーズ UCTB12

棚の面積が1.5倍になって、多少余裕が出来ましたが、同じく植物の室内栽培をしている方のSNSに「棚の余裕は、心の余裕」と、名言!?があったので、大きな鉢への植え替えも考慮して、これ以上品種は増やさないぞ。
・・・多分。

コメント

  1. 元ニコン党 より:

    あけましておめでとうございます。

    素晴らしい多肉御殿の出来上がりですね。
    完成記念に多肉植物をお送りいたしましょうか?
    職業欄に多肉植物ベンダーと書けるのも近いのではないかしら。
    LEDライトパネルは便利そうですね。発熱はどんなものだろう。
    今年もよろしくお願いします~。

    • NAGAURA より:

      これ以上増やさないって誓ったばかりなので、気持ちだけもらっておきますね。
      生産者さんのYOUTUBEを見まくって知識を補ってるけど、一鉢一鉢を可愛がりながらじっくり育てたいので、そこは趣味の域で楽しみます。

      LEDパネルは、MAX出力にすると、かなり熱くなるらしいけど、植物との距離をかなり近くして、出力を抑えているので(ディフューザーも、アクリル板+電飾用途の合成紙なので耐熱性はバッチリ)、ほんのり温かいくらいです。

      今年もよろしくお願いします。