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タイクーン王立管弦楽団 演奏会

ファイナルファンタジー5の全曲をオーケストラで演奏。
場所は、みなとみらい大ホール、しかも入場無料。

行くしかないでしょ!

先月の伊東屋の展覧会のプロフィールにも少し書いたように、ゲームで育ったと言っても過言ではない私です。
初めてのレコードはドラクエ3のN響オーケストラだったし(小学生の頃、演奏会に連れて行ってもらい、会場でおねだりして)、20歳まで習っていたピアノの発表会でも、2回ゲーム音楽を弾きました。

「アマチュア楽団がゲーム音楽のコンサートを開いている」というのは、何度か小耳に挟んだことはありましたが、曲目を見て、半分以上やってないゲームだったりすると、なかなか足を運ぶところまではいかず、そんな中、昨年、カルチャーの生徒さんが市民楽団に所属していて、定期コンサートにご招待いただいて聞きに行ったのがきっかけで、「やっぱり生演奏はいいなあ」とコンサート行きたい欲が急上昇。
調べてみると、地元でFF5全曲演奏の公演があると知り、チケットは配布初日にGETしました。

13:30開場で、13:40からさっそくプレコンサートと称して、FF4の楽曲を様々な小編成でメドレー演奏。
はい、FF4も大好きです。
ゴルベーザのテーマ曲は、元がパイプオルガンなので、これをみなとみらいホールの巨大なパイプオルガンで聞けたのは、ビッグサプライズでした。

本編は14:30から開始で、途中休憩を3回も挟み、アンコールが終わったのは18:45。
演奏の方は、全曲完全に展開を追えるくらい頭に染み付いていることもあって、オープニングから鳥肌モノ。
主役キャラクター5人+1匹の衣装に身を包んだ演者がところどころで小芝居をしたり(ゲームをやってた人じゃないと絶対わからないような小さなネタを拾ってきていて、思わずにんまり)、会場アナウンスがゲームの世界にちなんだオリジナリティ溢れる内容だったのも、ファンにはたまらないところでした。
公演中限定で、ライブ配信もされていましたが、この感動は絶対にホールに行かないと味わえない!
とにかく全てが最高で、「ゲーム音楽好きで良かった」と心の底から思った夢のような時間でした。

有料でも全然welcomなんですが、楽曲の権利関係の問題なのか、カンパの募集とかも一切なくて、こうしてネットに感想を書くことしか出来ないのが、唯一のもどかしいところです。
パンフレットには、他のゲーム音楽系楽団のチラシがたくさん入っていて(途中、電報の紹介もあり、楽団同士の交流も活発みたいです)、また機会があれば、いろいろなコンサートに行ってみたいと思いました。


絵が繋ぐもの

ひまわり畑の絵をお迎え頂きました。
制作は2022年の確か2月。
夏に向けてカルチャーでクラスを増設するにあたり、チラシ用にということで描いた、珍しく夏っぽい絵です。

ちょうど、ロシアのウクライナ侵攻が始まった頃だったので、それにちなんだメッセージをいただいたりしましたが、実はウクライナ国旗の青と黄色が、青空とひまわり畑からきているということすら知らなかったくらいで、単に夏の美しい風景をと思って題材に選んだというのが本当のところです。
ただ、何を美しいと思うか、美しいと思ったものを何かに表したい、残したい、という想いは、遠い地の人々とも共有できる感覚なんだなと思うと、ちょっと心に来るものがありました。

飾っていただいた玄関は、まだこれからいろいろ手を加えるとのことなので、そうして日常空間を心地よいものにしていくのはとても楽しいと思います。
その一部に私の絵も取り入れていただいて嬉しいです。
どうもありがとうございました。


「美術の窓」2024年5月号 作品掲載

本日発売の「美術の窓」5月号の公募展便り・白日会展ページに私の出展作が載っていました。

3年前の初入選の時は取り上げられなかったので、一歩前進でしょうか。
会場では唯一の色鉛筆画でしたが、そのことより絵の内容に論評をいただいたのも、ちょっと嬉しいポイント。

名前と作品が世に出る機会は、多いに越したことはないので、一個の事案で劇的に何かが変わることはなくても、今後もコツコツ積み重ねていきたいと思います。