色鉛筆・耐光実験(ダーウェント・ライトファスト編)

以前、カランダッシュ・パブロとリラ・レンブラントポリカラーで実験した記事を載せたことがありますが(ポリクロモスも実験はしてます)、先日の色鉛筆ART-Gardenであだち雅さんからライトファストをたくさんお借りすることができたので、久しぶりに耐光実験をやります。
ライトファストは、オイルベースの退色に強い色鉛筆という売り文句で、価格は脅威の1本715円(税込み)!! ルミナンスを抑えて国内最高値です。
描き心地に関しては、ポリクロモスにかなり近い印象。
同じオイルベース同士なので、まあ予想の範囲内です。
もしパブロのような粉っぽい感じだったら、レギュラー昇格もあり得たので、そこは残念でした。

退色しやすいウルトラマリン~マゼンタの色相のものをほぼ全て持ってきてもらったのですが、どれもダーウェントらしい渋い色味で、これは「退色に強い特殊な原料・工法で作られたもの」というより「そもそも退色に強い色味でラインナップを揃えた色鉛筆」なのでは、とちょっとうがった見方も。
過去の実験は、直射日光に1週間晒して、カバーした部分と比較するという形でやっていたので、今回もこれから一週間日晒しにして結果を確認したいと思います。

忖度一切なし!
どんな結果が出ても、そのまま正直に公表します。


色鉛筆ART-Garden・終了

3日17:00をもって無事終了しました。
ご来場いただいたお客様、ご一緒させていただいた作家の皆様、ありがとうございました。

昨年の「色鉛筆画19人展2022」で一度は解散となりかけたこのグループ展、釘本緑さんが先頭に立って、せっかく3年続いてきた(前身の「いろえんぴつ3人展」からだと7年)色鉛筆画の展覧会をなくしたくないという思いで、今年も18人が作品を寄せ合い、写実からイラストまで幅広い画風が揃う素敵な展覧会を開くことが出来ました。
連日多数のお客様にご来場いただき、私も出展者の一人として充実した1周間を送ることができ、家で黙々と描いているだけでは得られなかった貴重な気付き・発見をどう消化していくか、今後問われることになると思っています。

今回展示した作品のうち主なものを紹介します。


Morning Glow (VII)
253mm×368mm
本展のDM用に描きました。空の絵は自分のトレードマークとしてこれからも育てていくつもりです。


Maiden of Sun and Moon
611mm×284mm
女性像のファンタジーアートも大事な柱の一つ。風景画に比べれば人を選ぶ作風ではありますが、プリントは他と同じくらいお求めいただけて、そこは良かったです。


Morning Glow (IX)
254mm×369mm
ご購入いただきました。黄色みを抑え透き通った色味で描いた朝日。大好きな空の表情です。


ELLE (III)
151mm×101mm
ご購入いただきました。シンプルに女性の神秘性を表現したかった一枚。モノトーンかつ目を閉じているので、小作品ですが想像の広がる絵かなと思います。

今年後半は、11月下旬に第2回の教室展があるのでそちらに向けた準備と、あとは「絵を描く➝web・展覧会で発表」以外の展開を見据えた作品づくりとノウハウの蓄積にも、より積極的に時間を割いていこうと考えています。

今回、自身は実に9年ぶりとなるミレージャギャラリーさんでの展覧会で、オーナー御夫妻には様々お手伝いいただき、またお人柄も当時のままで(途中何度かお会いはしていますが)本当に癒やされました。
最後にではありますが、お礼申し上げます。


色鉛筆ART-Garden・もう最終日

昨日の実演、大勢の観客の皆様のお陰で、なんとかそれっぽい形でやり切ることが出来ました。
今年一番の暑さの中でのご来場ありがとうございました。

一昨年の教室展で6日連続で実演したので、ちょっとは余裕を持ってできるかなと思っていたけど、まだまだとても100点の進行とはいかないもので要反省。
絵の方も、1時間で風景はやはり全然中途半端なところまでしか描くことが出来ず、本当はここからぐっと絵が良くなっていくんですよ、とこの場を借りて言い訳しつつ、そうは言ってももうちょっとなんとかならないものかなという課題は、必ずや次に活かしたいと思います。

6日間の色鉛筆ART-Gardenも今日でおしまい。
最終日は17:00までです。

毎度ながら、大荷物を電車移動も持ってきている身として、帰りの天気が気になるところ。
まあもってくれそうな予報ではあるので、あとは電車がぎゅうぎゅうではないことを願う!