日記一覧

多肉植物

個展では多肉植物の小さな絵を2枚展示し、見てくれた人に少しお話したりもしたのですが、この夏から育ててます。
以前に二度挑戦して、あっさりひと月で枯らしてしまった教訓から、今回はしっかり調べてみると、とにかく日当たりが大事だということ。
そして、たまに外に出して、では日照時間が全然足りず、また虫がつくこともあるので、今回は、完全室内栽培でスポットライトを使って育てることにしました。
検索すると、植物育成用のLEDライトがたくさん出てきましたが、本体がかなり高価でワット数的に消費電力もヤバい。
普通のLEDでも、高演色タイプ(太陽の光に近い色成分から構成されていて、私は、部屋のシーリングライトやイーゼルに当てているスポットライトなど、全てこのタイプを使っています)なら、あとは設置場所次第(植物に近いほど光量は上がる)で大丈夫とわかったので、それらを使って栽培棚を作りました。
最初はホームセンターで買ってきた3鉢で、既に光量不足やら何やらで徒長(茎が伸びてかっこ悪く育つこと)しかかっていたのですが、胴切りで仕立て直すことがうまく出来たので、いよいよ本格的に品種を調べ、育てたいものをピックアップ。
ホームセンターではなかなか売ってない珍しい品種も気になり、個展が終わって一息ついたところで、川崎の専門店に行って、たくさんお迎えしてきました。

左上から横に、
・胴切りの寄せ植え
・紫麗殿
・キュービックフロスト
・葉挿しの寄せ植え
・天使の雫 1
・天使の雫 2
・だるま秋麗
・月美人
・フーケリーハイブリッド
・薄氷 1
・ブロンズ姫
・ピーチプリデ
・群雀
・桃美人
・デビー
・薄氷 2

既に棚が限界なので、これから大きくなってきたらどうするか。
まあ、それはまたそのときに考えればいっか、ということで、これはもう趣味の一つと言ってもいいのかも。
丸っこくて厚みのある葉っぱがかわいくて、癒やされます。

ちなみに鉢は全てセリアで買ったボウル&お皿で、電動ドリルで底に穴を開けてます。
いろんなものがいろんなところで役に立つ。


キャリーカート

西区文化協会サマーアート展、昨日無事終了しました。
お越しいただいた皆様、ありがとうございました。

今回、私の出展は一点だけだったので、余裕でかばんで持ち運べる量の荷物だったのですが、新しいキャリーカートを買ったので、お試しを兼ねて使ってみました。

まず、底にキャスターが付いているので、狭い改札を水平移動で通れるのが最大の利点。

キャリーカートで改札を通る

3輪仕様が活きる階段の上り下りは、それなりに力がいるのと、ガチャガチャ音がすごいので、気休め程度ですが、道のちょっとした段差をほぼ無視して進めるのが思いの外大きく、ベアリングのおかげで車輪の回転も滑らかで、かなり楽に移動できました。
一つ懸念は、プラスチックの部分もあるので、耐久性がどうかというくらい。

既に一箇所だけ改造してあって、荷台からキャスターをつけるねじの頭が出っ張っていたので、穴をザグって皿ネジに変えました。
ピッタリのねじがホームセンターになく、専門店に買いに行ったり、ビットとフレキシブルシャフトも新たに揃えたりと、若干の追い銭と手間はかかりましたが、これはがんばった甲斐あったと思ってます。

使うのは年に10回とかそのくらいなので、10年以上は長持ちすることを期待してます。


ストロマトライト

ストロマトライトという化石をご存知でしょうか。

ストロマトライトはシアノバクテリア(酵母のような真核生物)がコロニーを作り化石となったものです。
地球の無酸素時代、古大陸の浅海にシアノバクテリアが発生し、葉緑素を持った藍藻類を構成し地球規模の酸素を発生しました。
原始大気の環境で最初に酸素を供給した生物の化石がストロマトライトです。

スターミネラルズジャパン ホームページより

昔、TBSの地球紀行番組「神々の詩」で、このストロマトライトを取り扱った回があり、内容はもう記憶の彼方ですが、とにかく感動したのだけは覚えています。
生物の進化に欠かせない酸素を初めて生み出したバクテリアの化石だなんて、ロマンの塊じゃないですか。
「石はロマン!」
初めて現物を見たのは、2013年のミネラルショー(池袋)で、その後、時々思い出しては忘れてを繰り返しながら、今年に入って、御徒町の天然石ショップ「クリスタル・ワールド」で、ついに「これはいい!」と思える品にめぐり逢い、手にすることが出来ました。

あとは、せっかくなので、いい感じに飾りたい。
アクリル板の端材でケースを作るのは、これまで何度もやってきているので、それを活かすとして、現生のストロマトライトが西オーストラリアのシャーク湾(砂の浅瀬)に生息していることから、それを模した砂地に置こう。
手元のアクリル絵の具用下地材でも出来そうでしたが、慣れないことをやる時は、専用アイテムを使ったほうが間違いないだろうということで、ジオラマ用の砂を鉄道模型店で買ってきて、石粉粘土で作ったベースに、マットメディウムで溶いてぺたぺたと塗りつけ、乾燥後にマットワニスでしっかり固める。
波打ち際にすることも考えたけど、水の表現が難しそうなので断念。
土台は集成材から切り出し、ベースを埋め込むために角材で堀を作ったら、パテと下地用塗料で木目を埋め、ミルクペイントの黒でスポンジを使って塗装。
この方法でできる質感が大好きで、額縁の塗装とかにも頻繁に使ってます。
背景は、ネットで見つけてきたウユニ塩湖(購入した化石がここで取れたものだったので)の写真に、これも購入時に付いてた解説文を入れて、ケースの裏側に貼り付ければ完成。

うん、満足。

砂以外は、全部家にあるものでまかなえました。