展覧会一覧

「itoya 色鉛筆アート 2024」無事終了&帰宅

12日間の日程が終わり、大きな大きな荷物も、無事持ち帰ることができました。
主催の伊東屋様、各メーカー様、ご一緒させていただいた作家の皆様、そして会場に足を運んでくださった多くのお客様、ありがとうございました。

入口のテーブルに並べていたDMや教室のチラシの今までにない減りの速さが、来場者数の多さを物語っていて、次の6月末のグループ展のDMも、実に700枚以上を配布(途中で一度欠品を起こしたのがもったいなかった)。
「もう一度見たい」「もっと見たい」にお答えできる展示になるよう、しっかり新作を描いていきます。

24kgの荷物を運びきったキャリーカート。
確か初めて展覧会に絵を出した時から使っているはずなので、もう16年。
重い荷物を運ぶたびに、何度も買い替えようと思いながらも、なかなかわかりやすい上位品もなく、今回は過去最大最重量だったので、とにかく途中で壊れないかだけが不安でしたが、しっかり仕事を果たしてくれました。
ホームセンターで2000円位で買った、特別どうってことのない品なのですが、通販サイトの類似品には、必ず「すぐ壊れた」なんてレビューも一定数あるので、いいものにあたったのかな。
ここまで来たら「壊れるまで使う」と言いたいところですが、搬入出の途中で壊れては一大事なので、悩ましいです。
とりあえず、各部の点検くらいはしておこうと思います。



「itoya 色鉛筆アート 2024」思うこと

連日多くの方に作品を見ていただき、同時に自分の作品を相対的に見直すいい機会になっています。

今「色鉛筆画」と聞くと、ふわっとした優しい絵ではなく、写真みたいなリアルな絵、を想像する方がずいぶん多くなってきていると思います。
SNSへの1枚の投稿が、それまで考えられなかったスピードで世に広まり、メディアがさらにそれを加速させた結果、ここ数年の色鉛筆画は、他の画材とは圧倒的に異質な変化の道をたどってきました。
注目を集めることは、純粋に大きなプラスです。
ですが、道のど真ん中にいる人も、傍目に脇を歩いている人も、皆が、そのあまりに一方的な流れに、すでに抵抗を始めているように感じます。
結局、表現者に安寧など無く、それこそが表現者の表現者たる所以なのかもしれません。

会場には、各作家のプロフィールも貼ってあり、制作への思いから制作部屋の写真まで載っているので、こちらも「作家自身」を知る手がかりに、作品に込められたメッセージを感じていただけると嬉しいです。

次回の在廊は14日(日)10:00からです。
夕方17:00以降は状況に応じてとさせていただきます。