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アクリル板の有効活用

色鉛筆画は光に弱いので、基本的に額装は全てUVカットの物を使っているのですが、そうすると既製品に付いてくる普通のアクリル板が余ってしまいます。
今はコロナの飛沫防止板として重宝されているので、メルカリにでも出したら売れるんじゃないかとも思ったのですが、なんとなくそのままにしていたところへ名案が。

きっかけは、いつも仲良くしてもらっているフラワーアーティストの伊藤梢さんから小さなドライフラワーのオブジェをいただき、「これはそのまま飾っておいてホコリがつもったら掃除できないよなあ」と100均へアクリルケースを買いに行くも、当然そんなジャストサイズなものがあるわけもなく、かといってちゃんとしたディスプレイ用のものは軽く1000円以上。

「!! 作ればいいんじゃね?」

アクリル板用のカッターはすでに持ってるので、専用接着剤(約¥500)だけ買ってくればOK。
他にもケースを作りたい小さなフィギュアとかもあるので、こうなるともうDIY野郎は止まりません。


一応、端材で適当な物を途中まで試作して、いざ本番へ。
アクリル板の厚みを計算に入れ忘れてカットし直したり、接着剤が垂れてできた跡をコンパウンドで磨いたり、結局一通り失敗しながらも、なんとか完成しました。


縁に少し段差があったり、接着剤のはみ出た跡が残っていたりと、残念な部分もあるけど、何よりサイズがピッタリというのが気持ちいい。
初めてということも加味して、出来栄えは70点ってところかな。

慣れてくれば作業にかかる時間は短くなるだろうから、そのうちまた作るつもり。
なんせ、材料はたっぷりありますから。


お家に飾っていただきました

作品は、昨年12月の教室展で展示した「円環」。
フラワーアーティストの伊藤梢さん作のドライフラワーを色鉛筆で描いた一枚で、いわば合作のようなものなので販売するつもりはなかったのですが、西区文化協会で入会時から仲良くさせてもらっている作家仲間で、梢さんとも特に親交の深い方から「ぜひとも!」とお話があり、共通の知人ならということでお譲りすることになり、今日飾った様子の写真を送ってくれたのでちょっと紹介です。

私にとって絵を描くことの第一義は「自分が見たい絵を自分の手で具現化すること」にありますが、それを世に出し人手に渡る時に一番願うのは、絵を飾ることでその人の日常が精神的に豊かになることです。
実際に絵の飾られたお部屋の写真を見せていただくと、この絵を描いたことに意味があったんだということを強く実感でき、また次の一枚を描こうという意欲が湧き上がってきます。

今までも、絵をご購入くださった方から写真をいただいたことは何回かあったので、今後はそういう「絵が一番輝いている様子」も、機会があれば積極的に伝えていこうと思います。


あけましておめでとうございます

2022年になりました。
毎年、年が明けるたびに「もう1年経ったのか」と同じことを思っているので、ちょっと昨年の活動を振り返ってみます。

2021年
1月 色鉛筆画18人展/ギャラリーダダ
2月 西区文化協会 新春展/みなとみらいギャラリー
3月 第97回 白日会展(初入選)/国立新美術館
5月 第16回 緑樹会・絵画展/杉田劇場ギャラリー
6月 十想展/ギャラリーダダ
9月 西区文化祭 創作展/みなとみらいギャラリー
11月 セブンカルチャークラブ溝の口にて新規色鉛筆画講座を開講
12月 色鉛筆画教室展(主催)/ギャラリーダダ

こうして並べてみると、一応それなりに動いてはいたのかなと、少しほっとします。
今年も、毎年恒例の展覧会への出展や、お話があれば新規講座の開設も基本的に受ける方針ですが、少し新しいことも考えてはいるので、その辺の成果をまた年末にいい意味で振り返れればと思います。
どうぞよろしくお願いします。