ちょっと訳あっての試作。
見本写真は著作権フリーサイトから拾ってきました。
こういう写実な絵を完全に想像だけで描くのは不可能だということに納得するまで、何年も回り道をしました。
まだ今も別の回り道の最中ですが、きっとこの道でしか見つけられないものもあるはず。
不確定要素がたくさんあるって、素敵なことですね。
CHRONO GATE / クロノゲート「不定期日記」(長浦将也・ブログ)
主に絵画制作・展示等に関する記事を載せています。今は色鉛筆画がメインです。
2021年4月29日
2021年4月10日
鉛筆(ステッドラー HB 2H 4H / Hi-uni 2B)
ヴィフアール細目
189mm×209mm
生徒さんに何人か鉛筆画をやってもらっておきながら、自分ではまともに書いたのが10年以上前だったので、どんな感じだったか思い出すために。
本気でやってる方々は9H~9Bまで使い分けて描くみたいですが、とりあえずHB周辺の家にあったものから描き始めて、4H~2Bで「こんなもんかな」というところまではいけたので今回はよしとします。
ステッドラーとHi-uniがミックスなのもたまたまで、他意はありません。
鉛筆画に関しては、ヴィフアールのクリーム色がすごく合う。
家にある白黒写真集の何冊かがちょうどこんな感じの黄みがかった紙色をベースにしていて、温かみのあるノスタルジックな感じがとても気に入っていたので、同じ雰囲気が出て満足です。
いつもは「この紙がもっと白ければ」と文句ばかり言っていますが、鉛筆画ではいい仕事してくれました。
根気よく書き込んで、ある一線を越えた瞬間に突然、黒色が立体の影そのものに見えてきた時って、ちょっと感動しますよね。
鉛筆なら本当に微妙なトーンもコントロールしやすいので、写実の醍醐味を味わいたい方には合ってるのかもしれません。
2021年2月23日