絵画制作一覧

著作権

「著作権期間の延長問題を考えるフォーラム」より
 「著作権保護延長」は文化を殺すのか クリエイターにとっての損と得

この問題は、本気で語ろうとすると、一晩かかります。
さらに、それなりの説得力を持たせようとするなら、相当のリサーチと深い考察が必要です。

ただ、常々思っているのは、この問題をややっこしくしている一番の原因は、「複製権」と「翻案権」をひとまとめにして議論しているからではないでしょうか。

機会があれば、自分の考えをまとめて、何らかの形で公開したいと思いますが、今は一言だけ。

「神話に著作権があったら、文化など生まれなかった」


1枚送り出しました

昨日、以前からとても絵を気に入ってくださっていた方の元に作品を1枚送り出しました。

「Luna Wing」というタイトルの色鉛筆単彩画です。
最近描いた数枚の中では、割と気に入っていた作品で、このブログのトップページやいろいろなサイトのプロフィール画像にも使っている1枚です。
まだまだ絵を売るという経験が浅く、手渡す直前まで本当に受け取ってもらえるのか若干の不安をかかえていたのですが、一目見るなり歓声を上げて喜んでくださり、手渡すこちらも嬉しくなってしまう本当に最高の瞬間でした。
日々の暮らしの中のプラス要素のひとつとして、末永くお部屋に飾っていただければ幸いです。


空想画の描き方

いい本を見つけたので、紹介。

James Gurney
アメリカのイラストレーターで恐竜と人間の共存する世界を描いたイラストブックDINOTOPIAシリーズの作者。spectrum誌でも多数の受賞歴を持つ大ベテラン。作品は全て油彩。

想像の世界を現実のように描くための技法書で、作者の制作スタイルが包み隠さず公開されています。

本画に取り組むまでに、いかに多くのプロセスを踏んで、イメージを確固たるものにしていくか。
ラフスケッチから始まり、写真資料を揃えるのはもちろん、自分でモデルをしたり、粘土で模型を作ったり、とにかく手間を惜しまない。
下準備の重要さがよくわかる一冊です。

絵と写真がたくさん使われているので、それだけを見ていてもだいたいのことはわかりますが、文章の量も相当で、久しぶりに辞書を持ち出して読みました。

近日中に2冊目が発売予定。
どこかの出版社が和訳して出してくれるといいのですが・・・。