絵が繋ぐもの

ひまわり畑の絵をお迎え頂きました。
制作は2022年の確か2月。
夏に向けてカルチャーでクラスを増設するにあたり、チラシ用にということで描いた、珍しく夏っぽい絵です。

ちょうど、ロシアのウクライナ侵攻が始まった頃だったので、それにちなんだメッセージをいただいたりしましたが、実はウクライナ国旗の青と黄色が、青空とひまわり畑からきているということすら知らなかったくらいで、単に夏の美しい風景をと思って題材に選んだというのが本当のところです。
ただ、何を美しいと思うか、美しいと思ったものを何かに表したい、残したい、という想いは、遠い地の人々とも共有できる感覚なんだなと思うと、ちょっと心に来るものがありました。

飾っていただいた玄関は、まだこれからいろいろ手を加えるとのことなので、そうして日常空間を心地よいものにしていくのはとても楽しいと思います。
その一部に私の絵も取り入れていただいて嬉しいです。
どうもありがとうございました。


色辞典の箱作り

先月中旬からずっと展覧会向けの作品づくりと会期中の在廊と、もちろん授業も、で余裕がなかったので、ようやく一息ついたところで、一個工作を。

カルチャー講座の体験の方用に長く使っていた色辞典第1集の外箱がかなり傷んできていて、もう中箱をゴムバンドでとめるだけにするかとか、いろいろ考えていたのですが、やっぱり外箱もあったほうがかっこいいだろうということで、じゃあ作るしかないですね。

紙は元の箱の紙の厚みに近いものを探して、アイボリーケント#400。
ちょうど、新規講座の体験会で、8人も参加予約いただいた回があったので、それ用に買い足してあった新品の箱をくずしてスキャンし、のりしろを加えて線に起こしたら、あとは直接印刷して、せっせと組み立てです。
折り目は先にちゃんと凹ませて、中箱を掴みだすための半円の穴もあけて(ダイソーでパンチを買ってきました)、一応思いつく限り精度を上げるための手を打ち、それでも当然製品のようにはいかないんですが、ぼろぼろのよりはずいぶんいい感じに仕上がったので、良しとします。

作業がたまってる時は、
「うわーーー、あれもある、これもある、どうしよーーーー。・・・とりあえず寝よ。」
では何も進まないので、一個ずつ片付けていくしかないですね。
次の展覧会向けの作品づくりと様々な試作に集中して取り組めるのは、もう少し先になりそうです。


第19回 緑樹会・絵画展

いろいろあって、ずいぶん手間取りましたが、設営完了。

桜の絵、今回は結構細かく描いてます。
金曜の夕方から描き始めて、今日の朝、一応の完成。
短期決戦になることはわかっていたので、ストップウォッチで計ってみたところ、下書き終了後からで、だいたい27時間。
元写真は、バックがゆらいだ河面で、全面ゴリゴリのフォトリアルにするつもりで描き始めたんですが(伊東屋の展覧会の影響です)、描いてるうちに整理したくなっちゃって、気がつけば木漏れ日のようにもなってきて、まあこれでもいっか、と。

額縁は、うちにあった白木のものを使いましたが、濃い茶(ローアンバーくらい)の方が合いそうですね。
会期後もう一度見直して、また出番がありそうなら(こういう絵は、カルチャーでの展示とかには向いてるんです)、ひとつ買ってこようと思います。

29日(月)、11:00から14:30まで、受付当番で会場にいます。

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「第19回 緑樹会・絵画展」
2024年4月24日(水)~30日(火)
11:00~17:00(初日 14:00から / 最終日 16:00まで)
杉田劇場ギャラリー