画材の輸入

ただいまアメリカのBLICKというお店からマットカッターを輸入中。

日本で買うと¥29800もするところを、定価160ドル(この時点で十分安い)の43%オフでなんと90ドル。他に小物を少々買って、一番の懸念材料だった送料も、意外と安くて44ドル(到着まで約10日)。
以前amazon.comで本を買った時、結構な送料とられた上に到着までひと月近く待たされたのを考えると、7kgもあるマットカッターがこの値段でしかも早く来るというのは、まったく予想外でした。
もちろん円高も大きく効いているは言うまでもありません。

まだ肝心のマットカッター自体がどれほどの物かという根本的な不安はあるものの、これで自分でマットが切れるようになれば、わざわざお店に行って高い金額払う必要もなくなるので、大いに期待したいところ。

ちなみにマットの値段は店で切ってもらうと、世界堂でも大衣で1枚¥750くらいですが、全判で買うと1枚¥1000~¥1500で大衣4枚とれます。

使い勝手はまた後ほど。


うれしかったこと

ヤフオクでフィーナ(fromイース)の小さなフィギュアを買ったことで、久しぶりにイース熱が再燃してしまい、いろいろネットで検索しているうちに、 mixiの某コミュニティに私が以前ファルコムのイラストコンテストに出した絵をプロフィール画像に使っている人がいました。

「? どっかで見たことある絵・・・って俺の描いた絵じゃん!!」

自分が自分の見てみたいイメージを自分のために描いた絵を、まったく見ず知らずの人が気に入ってくれたというのは、もう何て言うか、自分の人生を丸ごと肯定してくれたようで、心の底からうれしい。生きててよかったとさえ思う。

思いがけないところで、十分過ぎる活力をもらいました。


空想画の描き方

いい本を見つけたので、紹介。

James Gurney
アメリカのイラストレーターで恐竜と人間の共存する世界を描いたイラストブックDINOTOPIAシリーズの作者。spectrum誌でも多数の受賞歴を持つ大ベテラン。作品は全て油彩。

想像の世界を現実のように描くための技法書で、作者の制作スタイルが包み隠さず公開されています。

本画に取り組むまでに、いかに多くのプロセスを踏んで、イメージを確固たるものにしていくか。
ラフスケッチから始まり、写真資料を揃えるのはもちろん、自分でモデルをしたり、粘土で模型を作ったり、とにかく手間を惜しまない。
下準備の重要さがよくわかる一冊です。

絵と写真がたくさん使われているので、それだけを見ていてもだいたいのことはわかりますが、文章の量も相当で、久しぶりに辞書を持ち出して読みました。

近日中に2冊目が発売予定。
どこかの出版社が和訳して出してくれるといいのですが・・・。