何かに所属しているという安心感

3年間お世話になっていた日本イラストレーター協会を先月で退会しました。

同会主催のイラストコンテストで初めて賞をいただいたことがきっかけで入会し、その後、協会経由でイラストの仕事をいただいたことなどもあり、実に多くの新しい経験と有益な情報をいただくことができました。
しかし、同時にイラストレーターの仕事というのがどういうものなのかということも具体的に知ることになり、自分の目指す方向とは決して小さからぬ差があることもわかってきました。
協会に籍を置かせてもらっていたことは、大きな心の支えでしたが、今は、新しい舞台での勝負に集中できるよう、少しでも身軽になっておくことを優先しました。

ホームページもこのブログも更新が滞りがちですが、筆は毎日握っています。
今年も気がつけば、もう残り二ヶ月半ですね。
いろいろと「いつまでに何をしたい」が詰まっているので、自分の中の締め切りを一つでも多くこなせるように、手と頭をうまく使っていきたいものです。


ルフラン・チタニウムホワイト

ルフランの油絵の具を愛用する者として、せっかく知り得た情報なので記しておきます。

ルフラン専門家用油絵の具のチタニウムホワイトは、メーカーサイトの組成表や日本語版のカタログ(今もあるのかな、うちにあるのはもう何年も前のものですが)では、顔料がPW6(二酸化チタン)のみとなっていますが、実際にはPW4(酸化亜鉛)が含まれています。含有率は10%以下ということです。
実際の絵の具のチューブは2年くらい前からPW6とPW4の両表記になっているので、現物を手にとって確認すればわかることですが、カタログ類は昔の表記基準のままなので、純粋なチタニウムホワイトと思って買うと失敗します。要注意です。

ちなみに表記の変更は、表記基準が変わったためのようで、組成自体は変更ないそうです。つまり昔からずっと酸化亜鉛は入っていた、ということ。

酸化亜鉛(ジンクホワイト)の弊害については、ホルベインが特に注意喚起に熱心な一方、マツダはほとんど無視状態。海外メーカーもあまり気にしていない様子で、ほとんどのホワイトがジンクホワイトとの混成です。

写実派の専門家はシルバーホワイトを使う、抽象派はそんなこと気にしない、初心者はそもそもそんなことわからない、であまり大きな問題にはならないのかもしれませんが、自己流で変な描き方をしていると、そういう需要の谷間にはまり、苦労するハメになります。

純粋なチタニウムホワイトで、ルフランのようなクリーミーな練りのものがあったらどなたか教えてください。


レストラン展示、始まりました

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レジ横の席に2枚の展示です。
開店前の準備時間に行ってきたので、営業中の店の雰囲気は少し違うのかも知れませんが、平日のみの営業ということで、たぶん実際にご飯を食べに行くことは出来なそうなので、とりあえず、撮ってきた写真を載せておきます。
ポストカードもレジ前に少しだけ置かせてもらっているので、気にとまった作品がありましたら、ぜひお持ち帰りください。

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天空に想う 色鉛筆/紙

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彼方からの声 色鉛筆/紙

8月1日まで展示しています。

店名   INDOR(インドール)
料理   イタリアン
住所   東京都港区白金1丁目25-13
アクセス 東京メトロ南北線/都営三田線
白金高輪駅から徒歩1分
営業時間 Lunch 11:30 – 15:00 (LO 15:00)
Dinner 17:30 – 23:30 (LO 22:30)
定休日  毎週土曜日、日曜日、祝日