色鉛筆画・作例(模写)


BIONDINA(部分模写)/フレデリック・レイトン

オリジナルは1879年の油彩画。
私の最も尊敬する英国の画家フレデリック・レイトン卿の画集からピックアップしました。

大学時代、新宿の紀伊国屋書店でたまたま見つけた画集に一目惚れし、以後画集は見つけ次第購入。
国内に原画が来た時は、同じ展覧会に2回行ったこともあります。

模写してみたい絵はたくさんあり、それもできれば同じ油彩でというのが正直なところですが、とりあえず今回は使い慣れた色鉛筆で。
下書きもグリッドやトレスをせずに描いたので、微妙な狂いはあると思います。
さすがに元作品の画像を並べて載せる勇気はありません。
どうしても気になる人は検索してみてください。


ソプラノ3人が贈るコンサート

コンサートチラシ用の絵を描かせていただきました。
出演の山嵜佑希子さんは、カルチャーセンター本牧の色鉛筆画講座の生徒さんでもあり、以前から空の絵をとても気に入ってくださっていて、今回オリジナルのご依頼をいただきました。

ソプラノ3人が贈るコンサート「空と風にのせて」
2022年11月26日(土)
(1) 11:00~12:30(開場10:30)
(2) 14:30~16:00(開場14:00)
横浜市イギリス館 ホール

歴史と趣のある横浜山手の西洋館で、プロ声楽家の圧倒的な歌声を間近で聴くことのできる貴重な機会です。
4月に同館で行われたコンサート(ピアノ・フルート・ソプラノのトリオ)の様子がyoutubeに上がっていますので、ご興味ある方はまずはこちらをご覧ください。

2022年4月 「春の木漏れ日の中で」@イギリス館

ちなみに、チラシには載っていませんが、プログラムの一つにカーリー・サイモンの「let the river run」があります。
映画「ワーキング・ガール」の主題歌で、アカデミー歌曲賞他数々の賞に輝いた、言わずもがなの名曲ですが、日本でも1990年から放送されたテレビドラマ「HOTEL」の主題歌の原曲でもあり、メロディーを聴けば「ああ、知ってる!」と膝を打つ人も多いと思います。

Let The River Run – Carly Simon

前回のコンサートのアンケートで、山嵜さんの伸びのある歌声からふっと思い出してリクエストしたのを拾ってくれて、曲目を見せてもらったときの衝撃たるや、まさに「姉さん、事件です!」。

ご予約については、チラシに記載の番号へ直接ご連絡いただくか、私の方へのメッセージでも取り次ぎますので、よろしくお願いします。


画材による表現の違い


色鉛筆画(オリジナルコーティング合成紙)
148mm×101mm


油彩画(板)
147mm×102mm


水彩画(コットン100%紙)
160mm×124mm

油彩画は、2018年当時、一向に求める表現にたどり着けず、長らく休止していたのですが、このままやめるのか、もう一度挑戦するのか、そろそろ方針を決めなければと思い、現在、試行錯誤の沼に再び足を踏み入れています。
色鉛筆ではなかなか難しい重厚な絵を作りやすい一方、繊細な表現には、特化した知識と技術、そして何より忍耐を要求されるので、自分にあったちょうどいい落とし所が見つかるか、まだまだ入り口です。

水彩画は、気休めで描き始めた程度で、今のところ本格的に大きな作品を描くつもりはないのですが、せっかくなので同じ題材を描いてみました。
あまりラフだと、並べたときに見劣りしすぎるかと思い、先月の投稿に比べれば、ずいぶんしつこくいじっています。
紙はミューズのランプライトを使いました。
最初、ウォーターフォードの中目か荒目にしようと思って買いに行ったのですが、一時間以内で一枚描けちゃうことを考えると、思い切ってたくさん使えるほうがいいなあと、ちょっと安かったランプライトにしてみました。

しばらく展覧会の予定のない今だからこそ、研究にじっくり取り組んでおこうと思います。