2011年11月一覧

深夜の出来事

ただいまの時刻、午前2:40。

珍しく目が冴えているので、描きかけを進めていると、どういうわけか外をひっきりなしにヘリが飛び交っていてイライラ。
「こんな遅い時間に何なんだよ!」
と思いつつ、ふとyahooのトップニュースを見ると、近くの火力発電所で火災とのこと。
とりあえず、停電などの影響は無いようなので、詳細は朝のニュースに譲るとして、そのまま南の空を見上げると、オリオン座が輝いていました。

そういえば、去年の今頃、ちょうどこの時間に、同じオリオン座を見ながらヤマト運輸のセンターへアルバイトに行っていました。
深夜の短期バイトということで、少しだけ人生につまづいて急場をしのぐためにやってきた人も多く、なんとなく気の合う仲間も出来たのですが、特に連絡先を交換することもなく、2ヶ月後には「お互いがんばろう」と言って、それぞれまた別の道に向かっていきました。
…みんなどうしてるかな。
たぶんもう二度と会うことのない人達の顔を思い出して、もう一度星空を見上げることしばし。

外は相変わらずヘリが飛んでいます。


油絵の具の乾燥&日展

寒くなってきました。
朝夕は室温が20℃を切ります。

それに合わせて、油絵の具の乾燥がずいぶん遅くなってきました。
夏場は、スタンドリンシード+ポピーという遅乾コンビでも翌日にはしっかり乾燥していたのに、最近では翌々日でも少しべとつく感じで、ウルトラマリンブルーの直塗りなんかした日には、一週間経っても、指に付く状態です。

油絵の具は、気温が10℃上がると乾燥時間が半分になるとどこかで読んだことがあるのですが、場合によってはそれ以上に影響があるようです。
さすがにこれでは埒があかないので、リクインを少し混ぜて調整したりしていますが、これもいれすぎると描いている途中で固まってくるので、難しいところです。

さて、先日、日展に行ってきました。
さすがは数ある公募展の中でもトップクラスの権威ある展覧会というだけあり、名のある画家の出展も多く、また初入選作の中にも、とても魅力的な作品が多くありました。
洋画の出展作はほとんどが具象絵画ですが、写実的なものから印象的なものまで多彩な作品が並び、改めて「自分はどういう絵が好きなのか」を再認識することができました。

そろそろ来年3月の白日会展のことも考え始めなければならない時期。
どうやら今年も、描きかけに埋もれながらの年越しとなりそうです。