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第16回 緑樹会・絵画展

県立横浜緑ヶ丘高校卒業生等による絵画展です。
昨年はコロナ禍での延期のため11月に行われたので、中半年ですが、今年も参加させていただきました。

昨日よりスタートし、会期は10日16時までです。
9日だけ11時から14時まで会場にいます。
メインの1枚は旧作ですが、他は一応新作だったり初展示だったりします。

作例的に描いたバラの絵も飾ってみました。

せっかくなので、元写真とカラーラフも。
ラフ中に方向性が決まっていったので、きっちりリアルに描きたいなら、もう一度そのセッティングで写真を撮り直すべきですが、また花買いに行っていい感じの木目の板探して塗装して写真撮ってなんてやってたら、それだけで一日かかってしまうので、雰囲気だけ出ればいいかなと勢いで描き上げました。
この辺の取り組み方は、人それぞれだと思います。

今年は美術部員がずいぶん増えたようで、在校生の出展も多く、若者の素直な感性の作品に触れられるのもまた新鮮だと思います。
お時間ありましたら、ぜひご覧ください。

第16回 緑樹会・絵画展
2021年5月5日(水)~5月10日(月)
11:00~17:00
(初日14:00から/最終日16:00まで)
杉田劇場ギャラリー


色鉛筆画・作例


ちょっと訳あっての試作。
見本写真は著作権フリーサイトから拾ってきました。

こういう写実な絵を完全に想像だけで描くのは不可能だということに納得するまで、何年も回り道をしました。
まだ今も別の回り道の最中ですが、きっとこの道でしか見つけられないものもあるはず。
不確定要素がたくさんあるって、素敵なことですね。


鉛筆画・作例

鉛筆(ステッドラー HB 2H 4H / Hi-uni 2B)
ヴィフアール細目
189mm×209mm

生徒さんに何人か鉛筆画をやってもらっておきながら、自分ではまともに書いたのが10年以上前だったので、どんな感じだったか思い出すために。
本気でやってる方々は9H~9Bまで使い分けて描くみたいですが、とりあえずHB周辺の家にあったものから描き始めて、4H~2Bで「こんなもんかな」というところまではいけたので今回はよしとします。
ステッドラーとHi-uniがミックスなのもたまたまで、他意はありません。

鉛筆画に関しては、ヴィフアールのクリーム色がすごく合う。
家にある白黒写真集の何冊かがちょうどこんな感じの黄みがかった紙色をベースにしていて、温かみのあるノスタルジックな感じがとても気に入っていたので、同じ雰囲気が出て満足です。
いつもは「この紙がもっと白ければ」と文句ばかり言っていますが、鉛筆画ではいい仕事してくれました。

根気よく書き込んで、ある一線を越えた瞬間に突然、黒色が立体の影そのものに見えてきた時って、ちょっと感動しますよね。
鉛筆なら本当に微妙なトーンもコントロールしやすいので、写実の醍醐味を味わいたい方には合ってるのかもしれません。