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横山大河 個展「風景持参2」/ヘルツアートラボ

説明すると少し長くなるので省きますが、先月、中目黒でオープンしたヘルツアートラボのオーナー漆崎さんと出身高校のつながりでご縁があり、今回色鉛筆画の作家さんの展覧会を開催中ということでご案内をいただき、お邪魔してきました。

横山大河さんの作品を拝見するのは初めてでしたが、ひと目見て、とにかく塗りがキレイ!

よくwebなどの小さな画面ではきれいに見えても、原画を間近で見ると、「あー、なるほどな」と、ある種マジックの種明かしを見ちゃったかのような感覚を抱くことがあり、色鉛筆画では特にそれがあまりいい方向に作用しないことが私にとっては多いのですが、横山さんの作品はまったくそれがない。
今回は過去作の総合展示ということで、中には筆跡をダイナミックに残した作品もありましたが、丁寧な仕上げのものは、まず物質として圧倒的に美しく、色鉛筆という画材の特性も最大限に活かされていて、眺めているだけで目に気持ちいいのです。
いずれもメッセージ性の込められた作品で、画題の深いところへ入っていく楽しみもあり、本当にいい絵を見させていただきました。

知り合いの作家さんやカルチャーの生徒さんなど、思えばいつもお話しているのは年上の方ばかりなので、横山さんは私より7つ若いということで、もちろんそれで先輩ぶるつもりは毛頭ありませんが、とはいえ会話の微妙な距離感の取り方はやはり違ってくるわけで、そんなのも新鮮で、楽しいひとときでした。

またどこかで接点を持てればと思うところです。

※展覧会は残念ながら今日(5/30)までです。

ヘルツアートラボ


レンズ検証(ズーム・単焦点・絞り)

大作の撮影用にだいぶ前に単焦点マクロレンズを買ってみましたが、本当にそこまで画質が違うものなのか。
また、レンズは絞れば画質が良くなると言うけど、果たしてどの程度のものなのか。

一応、比較サイトでさんざん調べては見たけど、複写での検証記事はあまり見つからなかったので、実験してみました。

カメラ
Nikon D5500
レンズ
左 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
右 AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G

被写体(新聞紙をピンと貼ったパネル)に真正面から撮影できるよう、三脚と鏡を使ってセッティング。
ライブビュー拡大MF&リモコンレリーズ。
画像は100%でトリミング。

まずは、中央付近。

わずかに40micro優位です。

次に画像端の画質を比較。


18-140は絞るにつれて劇的に画質が良くなっていきピークはF11、以後は回折現象でぼけてきます。
40microは、開放からかなりしっかり解像してますが、F5.6がピークと言えそうです。
最良同士の比較だと、一応40microの方がわずかにシャープですが、横に並べてやっと分かるレベル。
ただ、コントラストの差が、全体的な鮮明さの印象に大きく影響しています。

これが「レンズの味」って奴なのでしょうか。

せっかく買った単焦点マクロなんだから、もっと劇的に差が付くことを期待していたのですが、しっかり絞れば18-140も思ってたより優秀でした。

実際の撮影では、何より絵全体にいかに均等に照明を当てるかのほうが遥かに大変なのですが、そこは次に大作描いて撮影する時までに考えておこうと思います。


空を広く

絵の資料としてなので、屋根が写っているのは大目に見てください。

広角10mm(フルサイズ換算15mm)レンズはさすがに広く写る。
載せた写真は、シネスコサイズ(1:2.35)でトリミングしているので、さらに横の広がりが強調されますね。
横長は既成の額縁だとアンバランスなマット幅になってしまい、かといって毎回特注するのもなあ、と手を出さずにいましたが、やはり表現意図としては、しっくりくる。
そろそろ真面目に検討すべき頃なのか・・・。

空が撮れればレンズ買った目的は果たしているのですが、せっかくなので、コロナが収まればちょっと山くらい行ってみたいところです(素人なので、高尾山クラスですが)。