絵画制作一覧

肖像画

娘さんを若くして亡くされた生徒さんからのご依頼で、肖像画を描きました。
4月の伊東屋での展覧会に出していたモノトーンの小作品を気に入ってくださり、ぜひ同じスタイルで、と。
あまり写真が残ってないらしく、お預かりした写真もかなり小さなものだったので、似せて描けるか心配でしたが、お渡しした時とても感動してくださり、お話を伺えば伺うほど、娘さんがいかに大きな存在だったかが伝わってきて、大きな意味のある一枚であることを改めて感じました。
決して癒えぬ心の傷をわずかにでも軽くする一助になれば幸いです。


いちご

先日、授業でいちごの描き方の話をしたので、2年前に一個だけ描いたものを。
ケント紙に色辞典という、なかなか気を使う組み合わせで描いてました。

もう少し熟したほうがおいしそう。


気持ちよく描きたいんです

先週の緑樹会・絵画展に出した桜の絵が、フォトリアルに仕上げるはずが、結果いつもの感じになってしまったので、「今度こそ!」と思って描き始めたはずなのに、うーん、やっぱり自分の良しとする表現に一度着地すると、それ以上描き込みを進めるのは、精神的障害が大きすぎて難しいです。
背景のレンズボケは、ちゃんとそれっぽく描いたので、一応写真的な表現ではある、かな。
珍しく、黒も少し使ってます。

今回も紙はウォーターフォード ホワイト細目300gで、水張りしてます。
水彩紙は、糊付けされたブロック以外のものは、どうしてもわずかによれていたり、巻いて持って帰ってきた日には、それこそ巻き癖が絶対とれないので、水張りでビシッと紙を伸ばしちゃったほうが絶対いいのですが、ウォーターフォードは、一度濡らすと、少し紙目が目立ち、表面もふっくらした感じになるので、今までは、買ってきたままの状態で使っていました。
一枚描き上げてみて、その傾向は改めて確認できましたが、紙目が目立つのは、それはそれで柔らかい表現になるので、悪くはないです。
次描く時はどうしようか、迷うところ。