アクリル板の有効活用

色鉛筆画は光に弱いので、基本的に額装は全てUVカットの物を使っているのですが、そうすると既製品に付いてくる普通のアクリル板が余ってしまいます。
今はコロナの飛沫防止板として重宝されているので、メルカリにでも出したら売れるんじゃないかとも思ったのですが、なんとなくそのままにしていたところへ名案が。

きっかけは、いつも仲良くしてもらっているフラワーアーティストの伊藤梢さんから小さなドライフラワーのオブジェをいただき、「これはそのまま飾っておいてホコリがつもったら掃除できないよなあ」と100均へアクリルケースを買いに行くも、当然そんなジャストサイズなものがあるわけもなく、かといってちゃんとしたディスプレイ用のものは軽く1000円以上。

「!! 作ればいいんじゃね?」

アクリル板用のカッターはすでに持ってるので、専用接着剤(約¥500)だけ買ってくればOK。
他にもケースを作りたい小さなフィギュアとかもあるので、こうなるともうDIY野郎は止まりません。


一応、端材で適当な物を途中まで試作して、いざ本番へ。
アクリル板の厚みを計算に入れ忘れてカットし直したり、接着剤が垂れてできた跡をコンパウンドで磨いたり、結局一通り失敗しながらも、なんとか完成しました。


縁に少し段差があったり、接着剤のはみ出た跡が残っていたりと、残念な部分もあるけど、何よりサイズがピッタリというのが気持ちいい。
初めてということも加味して、出来栄えは70点ってところかな。

慣れてくれば作業にかかる時間は短くなるだろうから、そのうちまた作るつもり。
なんせ、材料はたっぷりありますから。


色鉛筆画・作例(模写)


真珠の耳飾りの少女(模写)/フェルメール

久しぶりの名画の模写です。
写真から描く時は、いつも「ちょっと淡い感じ」で満足してしまって、なかなかきっちり塗り込むところまで行かないので、今回は極力好みを捨ててどこまで同じになるかの技術チェック。
といっても、紙のテクスチャーなど色鉛筆画としての技法上の特徴はそのままに、それと表面のひび割れとかも描いてないです。
wikipediaの画像と、昔新聞におまけで付いてきたB4プリントの2枚を参考にしました。
突き詰めればきりがないので、少し離れて見た時の印象がまあ近い感じになったかなというところで完成。

最近、ちょっとまた油絵も再開しようかと模索していて、その一環としての試作です。
他にもいろいろ考えていることもあり、正直「あーー、どこから手を付けていいかわからん!」状態なのですが、最悪締切が解決してくれると信じて。


季節を2つ先取り

夏のカルチャーセンターチラシ用に。
日頃、授業では「細かくて複雑なモチーフは、描ききればそれだけでひとつ見せ場になるから、大変だけどがんばって描くこと」と言いつつ、自分ではそういうモチーフは滅多に描かないのですが、テーマを決められた絵だとそういつもうまいこと回避できるわけもなく、多少流し気味ではありますが、ひまわり畑がんばって描きました。

今年ももう3月半ば、だいぶ暖かくなってきました。
昨年12月で閉館したギャラリーダダの跡地は、ブランド買取店になっていました。
過ぎ去ったことには区切りをつけて、新しい一歩を踏み出さなければいけませんね。
 

--- 追記(18:40) ---
フェイスブックで、ひまわりはウクライナの国花とコメントをいただきました。
ちょうど配色も国旗の青と黃(空と小麦)に合っていて、意識して描いたわけではないのですが、このタイミングでの一致には不思議なシンクロを感じます。
日々流れてくる痛ましいニュースには、正直言葉がありません。
とにかくまずは停戦、そしてこの許されざる暴挙への裁きが下されることを切に願っています。