真夏の色鉛筆退色テスト(リラ編)

少し前にSNS上でリラの色鉛筆が話題に上がったので、思い立った勢いで退色テストをしてみました。

「リラ油性色鉛筆・レンブラントポリカラー」
48 セルリアン ★★★
47 ライトブルー ★★★
51 プルシャンブルー ★★★
44 コバルトブルーライト ★★
(耐光性 ★★★:高い ★★:普通 ★:低い)

紙にベタ塗りしたものを半分に切って、上半分は、日向に一週間放置。
下半分は、机の中で保管。

この一週間は連日35℃の猛暑だったので、それはそれは強力な紫外線が降り注いでいたことと思います。

結果は、セルリアンとコバルトブルーライト、完全にKO。

色の名称が一緒でも、使用顔料はメーカーによって様々なので一概には言えませんが、過去に同様のテストをポリクロモスやパブロで行ったときも、やはりウルトラマリン系がやられていたので、傾向は同じでした。
残念><

※室内の直射日光が当たらない場所にアクリル板をいれた状態で飾る分には、照射される紫外線の量は圧倒的に少なくなるので、ここまでの退色はそうそう起きないとは思いますが、影響はゼロではないので、参考までに。
一応、私の場合はテストで退色の確認された色は使わず、またUVカットのアクリル板を入れることで、少しでも長く色を守れるようにはしています。


ミニサイズ

Little ELLE (II)
150mm×100mm

最近はフルカラーの作品が多めですが、元々はセピアと、このブルーの単彩画ばかり描いてました。
ブルーの単彩をやろうと思ったきっかけは、ブルーカメオとサイアノタイプ(昔の青写真)です。
どちらも深い青のグラデーションが美しく、絵でなんとか再現できないものかとずいぶん試行錯誤したものです。

久しぶりに描いてみて、やっぱりモノトーンは想像を掻き立てるなあ、と本人の満足度は結構高め。
小さくても、構想や資料集めにはそれなりに時間がかかるので、日に何枚もみたいな量産は出来ないけど、シリーズとしてまとまった枚数が並ぶと、ちょっといいかも。


色鉛筆画・作例

エメット ・ブラウン博士(Back to the Future より / クリストファー・ロイド)
画材:色辞典&ポリクロモス・ヴィフアール細目

カルチャーセンター講座の課題に。
人物画は、子供か美女を題材にすることが多いので、少し趣向を変えて。

映画は、確実に人並み以下の視聴歴しかないので、超メジャー所の俳優しか知りませんが、練習で描くなら誰でも知ってる人の方が似てる似てないの判断がしやすいので、かえってよかったかなと思います。

なんせ主人公ですから^^