カルチャー芸術展

全国のカルチャーセンターの生徒さん達の展覧会です。
株式会社カルチャー本社主催とあって、場所は豪華に国立新美術館。
今回、私の講座からも3名出品してくださり、未出品の生徒さんも交えて5人で見に行ってきました。

展示作品数はかなりの量で(おそらく1000点以上)、正直壁が窮屈なくらいでしたが、長く続けてきているのであろう手練れの大作から、まだ日の浅い方の処女作まで、絵を趣味として楽しんでおられる方の層の厚さを実感出来る展覧会でした。
絵は人と比べて競い合うものではないけど、たまに自分の作品を外の風に当ててみるのも、新たな発見につながると思うので、皆さん何かしら得るものがあったらうれしいです。

これまで生徒さんの作品を紹介するきっかけがなかなか無かったので、いい機会ということで、掲載許可をいただきました。
3名とも色鉛筆画はまだ初めて半年ほどなので、いろいろ悩んで試行錯誤を繰り返しながらだったと思いますが、「頭に思い浮かぶ描きたいもの」をきちんと形になるまで描ききったのは、ひとつ大きなステップになったと思います。
次作が楽しみです。


「遊ぼうよ♪♪♪」/大村真寿美さん


「熟果の嬌艶」/梅田好枝さん


「想像力が道を拓く(赤毛のアンより)」/坂田なおみさん


色鉛筆と一口に言っても

今年も残り2ヶ月。
カルチャーセンターの色鉛筆画講座を始めてから1年半が経ちました。

開講前に「推奨画材を何にするか」を決めるために、各メーカーの画材を試していたときのミニトマトの絵が出てきたので、誰かの参考になるかもということで、載せてみます。


※厳密に同じ色で仕上げようとはしていなかったと思うので、その辺はあまり比較しないでください。

「色鉛筆」
色辞典:少し硬め
ポリクロモス:中くらい
カリスマカラー:極めて柔らかい

「紙」
ヴィフアール細目:クリーム色・整った細目
クラシコ5細目:純白・やや中目寄りの細目
KMKケント#200:白・つるつる

同じ色鉛筆でも描き心地は様々。
また、使う紙によっても仕上がりの印象はガラっと変わるので、組み合わせも重要。
ついでに、お値段もとっても重要^^;

ここにはありませんが、カランダッシュのパブロは昔(10数年前)確か1本168円だったのが、今では352円・・・。
画材の価格はデフレとは無縁だったようです。


ネコの絵と言われて

カルチャー講座チラシ用にシンプルめのネコかイヌの絵をとリクエストいただいたので、「ネコの絵」という枠の中で何か少しでも自分らしい絵にならないかと、逆光や彩雲を入れてみました。

光の作る特徴的な美しさ(色だったり、影だったり)を必ずどこかに入れたいと思うのは、もともとの興味・関心ももちろんありますが、恩師からの影響も大きいのかもしれません。

当時はあまり納得していなかったり、理解も追いついてなかったような事柄が「なるほど、確かにそうだな」と今になって腑に落ちることもあり、なんだかんだで経験は血肉になっているんだなあと感じます。