日記一覧

アートスペースイワブチ・能登半島地震寄付報告

今年1月からアートスペースイワブチでおこなわれていた能登半島地震チャリティー企画の寄付が完了したと連絡がきましたので、報告いたします。
寄付総額¥351,230!!
すごい額が集まりました。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございます。
今回、同ギャラリーに縁のあるたくさんの作家が作品を持ち寄り、私もその一人として参加できたこと、とても光栄に思います。

地震発生からもうすぐ3ヶ月。
いまだ生活再建の目処すら立たない方も多く、地域の復興には長い年月がかかることと思います。
まずは1日でも早く、被災地の方々全員が日常を負担なく過ごせるよう願っています。


いのまたむつみ先生、ご逝去。

小説ドラゴンクエストシリーズの表紙絵と挿絵は、ゲームの世界をリアルに感じさせてくれる素晴らしい作品で、自分にとって「絵を書けるようになりたい」と思う最初のきっかけでした。
心から御冥福をお祈りいたします。

まだ3月なのに、今年は、マンガ・アニメ界の巨匠が立て続けにお亡くなりに…。
しかも、皆さん60代って、若すぎる。
物心ついた頃から、当たり前のように存在していた偉大な先駆者が、もうこの世にいないなんて…。

人生が有限であることを否が応でも意識させられます。


ブーグローを見に行く

先週、久しぶりに美術館に行ってきました。

上野・西洋美術館の常設展小企画として行われている「もうひとつの19世紀―ブーグロー、ミレイとアカデミーの画家たち」です。
チケット売り場は、朝から列になっていましたが、同時開催のキュビズム展の方に行かれる方が多く、常設展は混雑とは無縁、マイペースでじっくり見て来れました。

常設展のいいところは、なんといっても、撮影可。
フラッシュ禁止、シャッター音のうるさい一眼レフも(たぶん)アウト、って以外は基本自由なので、コンデジ片手に、お目当ての絵に直行です。

今回、ブーグローの展示は8枚。
うち3枚はちょっと違う技法で描かれていて、好みの感じではなかったのでスルー。
さらに1枚は、常設展通常展示の絵なので、残りの4枚を特にじっくり見てきました。

印象派に取って代わられた古い絵画として、歴史的には評価されてこなかったこの時代のアカデミー絵画ですが、美しいものは美しい!
ここでは全体を撮った写真しか載せませんが、手ブレと戦いながらズームで撮った写真からは筆致やマチエールなど、画集ではわからない貴重な情報が読み取れ、絵を描く人にとっては、まさにお宝。
入場料は500円とワンコイン。
正直、お得すぎて、申し訳ないくらいです。

今回の展示企画は2/12までとなっていますが、いずれも西洋美術館所蔵作品なので、全部とはいかなくても、何枚かは、常設エリアに継続展示してもらいたいものです。