色鉛筆画・作例(模写)


真珠の耳飾りの少女(模写)/フェルメール

久しぶりの名画の模写です。
写真から描く時は、いつも「ちょっと淡い感じ」で満足してしまって、なかなかきっちり塗り込むところまで行かないので、今回は極力好みを捨ててどこまで同じになるかの技術チェック。
といっても、紙のテクスチャーなど色鉛筆画としての技法上の特徴はそのままに、それと表面のひび割れとかも描いてないです。
wikipediaの画像と、昔新聞におまけで付いてきたB4プリントの2枚を参考にしました。
突き詰めればきりがないので、少し離れて見た時の印象がまあ近い感じになったかなというところで完成。

最近、ちょっとまた油絵も再開しようかと模索していて、その一環としての試作です。
他にもいろいろ考えていることもあり、正直「あーー、どこから手を付けていいかわからん!」状態なのですが、最悪締切が解決してくれると信じて。


季節を2つ先取り

夏のカルチャーセンターチラシ用に。
日頃、授業では「細かくて複雑なモチーフは、描ききればそれだけでひとつ見せ場になるから、大変だけどがんばって描くこと」と言いつつ、自分ではそういうモチーフは滅多に描かないのですが、テーマを決められた絵だとそういつもうまいこと回避できるわけもなく、多少流し気味ではありますが、ひまわり畑がんばって描きました。

今年ももう3月半ば、だいぶ暖かくなってきました。
昨年12月で閉館したギャラリーダダの跡地は、ブランド買取店になっていました。
過ぎ去ったことには区切りをつけて、新しい一歩を踏み出さなければいけませんね。
 

--- 追記(18:40) ---
フェイスブックで、ひまわりはウクライナの国花とコメントをいただきました。
ちょうど配色も国旗の青と黃(空と小麦)に合っていて、意識して描いたわけではないのですが、このタイミングでの一致には不思議なシンクロを感じます。
日々流れてくる痛ましいニュースには、正直言葉がありません。
とにかくまずは停戦、そしてこの許されざる暴挙への裁きが下されることを切に願っています。


お家に飾っていただきました

作品は、昨年12月の教室展で展示した「円環」。
フラワーアーティストの伊藤梢さん作のドライフラワーを色鉛筆で描いた一枚で、いわば合作のようなものなので販売するつもりはなかったのですが、西区文化協会で入会時から仲良くさせてもらっている作家仲間で、梢さんとも特に親交の深い方から「ぜひとも!」とお話があり、共通の知人ならということでお譲りすることになり、今日飾った様子の写真を送ってくれたのでちょっと紹介です。

私にとって絵を描くことの第一義は「自分が見たい絵を自分の手で具現化すること」にありますが、それを世に出し人手に渡る時に一番願うのは、絵を飾ることでその人の日常が精神的に豊かになることです。
実際に絵の飾られたお部屋の写真を見せていただくと、この絵を描いたことに意味があったんだということを強く実感でき、また次の一枚を描こうという意欲が湧き上がってきます。

今までも、絵をご購入くださった方から写真をいただいたことは何回かあったので、今後はそういう「絵が一番輝いている様子」も、機会があれば積極的に伝えていこうと思います。