ウォーターフォード ホワイト 細目 300g

色鉛筆画に使う紙として、個人的に市販品の中で一番理想に近いのは、「ウォーターフォード ホワイト 細目 300g」なのですが、少し前に買ったF6ブロックが今まで使っていたカット判と紙目が結構違う。


※紙目がわかりやすいように極端な照明下で撮影してます。

わからないことは、メーカーに聞くのが一番!
ということで、これも輸入販売元のホルベインさんに問い合わせてみました。

・中判とカット判はまったく同じ(単純に中判をメーカーでカットして販売しているものがカット判)。
・ウォーターフォード 細目は一度仕様変更があり(5年以上前)、紙目がより細かくなった。
・ブロックは全判(一般販売無し)から作られていて、中判と全判は抄紙機が違う。
・ロット差もあるかも。

ポイントは3番目の「抄紙機が違う」という点ですね。
ロット差についてはなんとも言えませんが、現状ではこれが一番納得のいく説明でした。
正直、同じブランド名であれば同じ仕様になるようにしてもらいたいところではありますが、ブロックは輸送時に凹み跡とかが付く心配がないからいいかなと思って手にとってみただけで(水張りしちゃうと紙目が変わるので)、別にブロック仕様自体に利点があるわけではないので、これからもカット判を買い続けようと思います。


ホルベイン製スプレーを使いこなす!

ホルベインさんにスプレー系コート剤(フィキサチフ類)全種の違いを詳しく教えてもらいました。

とりあえずUVバーニッシュ系が樹脂濃度的に最強。
耐UV性能は経年劣化するけど、基本的にUVカットアクリル板入れてるから、たぶん問題ない。
むき出し展示のものには、都度吹いておけば精神衛生上良さそう。
ただし、ちゃんと周りに新聞紙とか敷いておかないと、もろに床や壁に付く。
あと、石油系なので臭い。
それほど定着力がいらないなら、普通のフィキサチフが匂いも優しくて(アルコール系)飛び散りも気にならないので、手軽。

これで必要な製品は十分選択できるので、もう他のメーカーには手を出さない。

ただ、ずーーっと昔に買ったターレンスのパステルフィキサチフ(ピンクの缶)は、とっても甘くていい匂いで、癖になりそうなヤバさでした。


色鉛筆画・作例


エル・ファニング


(iStockより)

上:ポリクロモス/ウォーターフォード ホワイト 細目 300g
下:色辞典/ヴィフアール 細目

来週中にはまた大きめの絵にとりかかりたいので、今のうちに少し教材を更新しておこうかと、写真素材サイトを漁ったり、静物画用のモチーフを買ってきたり、いろいろやってます。
趣味に走るとどうしても人物画ばかり増えてしまうので、お花とか風景とか、まんべんなく描かなきゃいけませんね。

ウォーターフォードには若干問題点があって、今メーカーに問い合わせているところなので、一件落着したらまたここで触れるかもしれません。

色辞典で描いたほうが淡い仕上がりですが、がんばればまだ濃くすることはできるので、これが限界というわけではないです。
今回は画材比較が目的ではないので、その辺はあまり気にしないでください。

それと、今日一回目のワクチン打ちました。
問題の二回目は翌々日が授業なので、副反応はどうかほどほどでお願いしたいものです。