レンズ検証(ズーム・単焦点・絞り)

大作の撮影用にだいぶ前に単焦点マクロレンズを買ってみましたが、本当にそこまで画質が違うものなのか。
また、レンズは絞れば画質が良くなると言うけど、果たしてどの程度のものなのか。

一応、比較サイトでさんざん調べては見たけど、複写での検証記事はあまり見つからなかったので、実験してみました。

カメラ
Nikon D5500
レンズ
左 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
右 AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G

被写体(新聞紙をピンと貼ったパネル)に真正面から撮影できるよう、三脚と鏡を使ってセッティング。
ライブビュー拡大MF&リモコンレリーズ。
画像は100%でトリミング。

まずは、中央付近。

わずかに40micro優位です。

次に画像端の画質を比較。


18-140は絞るにつれて劇的に画質が良くなっていきピークはF11、以後は回折現象でぼけてきます。
40microは、開放からかなりしっかり解像してますが、F5.6がピークと言えそうです。
最良同士の比較だと、一応40microの方がわずかにシャープですが、横に並べてやっと分かるレベル。
ただ、コントラストの差が、全体的な鮮明さの印象に大きく影響しています。

これが「レンズの味」って奴なのでしょうか。

せっかく買った単焦点マクロなんだから、もっと劇的に差が付くことを期待していたのですが、しっかり絞れば18-140も思ってたより優秀でした。

実際の撮影では、何より絵全体にいかに均等に照明を当てるかのほうが遥かに大変なのですが、そこは次に大作描いて撮影する時までに考えておこうと思います。


第16回 緑樹会・絵画展

県立横浜緑ヶ丘高校卒業生等による絵画展です。
昨年はコロナ禍での延期のため11月に行われたので、中半年ですが、今年も参加させていただきました。

昨日よりスタートし、会期は10日16時までです。
9日だけ11時から14時まで会場にいます。
メインの1枚は旧作ですが、他は一応新作だったり初展示だったりします。

作例的に描いたバラの絵も飾ってみました。

せっかくなので、元写真とカラーラフも。
ラフ中に方向性が決まっていったので、きっちりリアルに描きたいなら、もう一度そのセッティングで写真を撮り直すべきですが、また花買いに行っていい感じの木目の板探して塗装して写真撮ってなんてやってたら、それだけで一日かかってしまうので、雰囲気だけ出ればいいかなと勢いで描き上げました。
この辺の取り組み方は、人それぞれだと思います。

今年は美術部員がずいぶん増えたようで、在校生の出展も多く、若者の素直な感性の作品に触れられるのもまた新鮮だと思います。
お時間ありましたら、ぜひご覧ください。

第16回 緑樹会・絵画展
2021年5月5日(水)~5月10日(月)
11:00~17:00
(初日14:00から/最終日16:00まで)
杉田劇場ギャラリー


色鉛筆画・作例


ちょっと訳あっての試作。
見本写真は著作権フリーサイトから拾ってきました。

こういう写実な絵を完全に想像だけで描くのは不可能だということに納得するまで、何年も回り道をしました。
まだ今も別の回り道の最中ですが、きっとこの道でしか見つけられないものもあるはず。
不確定要素がたくさんあるって、素敵なことですね。